ここではオリンピック記念切手についての概要や価値・買取価格について紹介しています。
オリンピック記念切手は日本でオリンピックが開催されたことを記念して発行された切手です。1964年の東京オリンピックだけでなく札幌や長野など冬季オリンピックの記念切手もあります。多くの種類があるのでここではその中から代表的な5つを紹介します。
発行日:1961年10月11日(第1次)、1962年6月23日(第2次)、1962年10月10日(第3次)、1963年6月23日(第4次)、1963年11月11日(第5次)、1964年6月23日(第6次)
買取相場:額面通り
1964年の東京オリンピックの大会資金を集めるために発行された寄付金付き切手です。全ての切手が額面5円に寄付金5円が付いて10円で、第1次~第6次まで合計20種類発行されました。発行枚数が多く収集家が未だに保有しているので、買取価格はほぼ額面通りとなりますが、エラー切手や使用済切手の方が高値で取引されます。
発行日:1964年8月20日(第1次~第6次)
買取相場:額面通り
第1次から第6次まで発行されたオリンピック東京大会募金の寄付金付き切手を発行順に小型シート化して1964年に発行されたものです。発行当時は投機目的で大量に買い込む人も大勢いましたが、発行枚数が150万枚以上あって現在でも所有者が多いことから残念ながらプレミアは付かずほぼ額面通りで買取されています。
発行日:1964年9月9日(5円)、1964年10月10日(10円、30円、40円、50円)
買取相場:額面通り
1964年の東京オリンピック大会を記念して発行された切手で額面と図柄が異なる5種類があります。5円「聖火台と選手」、10円「国立競技場」、30円「日本武道館」、40円「室内競技場」、50円「駒沢体育館」で5円のみ先行して発行されました。また5枚がまとまった小型シートもありますが買取価格はほぼ額面通りです。
発行日:1971年2月6日
買取相場:額面通り
1972年の札幌オリンピック冬季大会の資金を募るために発行された寄付金付き切手です。図柄はスキージャンプとアイスホッケーの2種類があり、どちらも15円+5円の額面で同時発行されました。発行枚数が2000万枚と非常に多く残存数も多いことからプレミアは付かず、買取価格は額面通りまたはそれ以下となっています。
発行日:1972年2月3日
買取相場:額面通り
1972年札幌オリンピックの開催を記念して発行された記念切手でバラ切手の他に小型シートも発行されました。20円切手2枚、50円切手1枚という構成で20円切手のうち1枚はスキー選手、もう1枚はボブスレー、50円切手はフィギュアスケートと背景に真駒内屋内競技場がある図柄です。所有者が多く希少性に欠けます。
切手の価値がわからないとプレミア切手でも売却先によっては額面以下の金額になってしまうことがあるので、買取は専門の買取業者に依頼することをおすすめします。
夏季と冬季、それぞれ4年ごとに開催されるオリンピックは、過去に日本で東京・長野・札幌の3都市で開催されています。2020年の東京オリンピック開催に向けて盛り上がりを見せています。
過去のオリンピック開催年に発行されたオリンピック記念切手も、実は切手コレクターから人気の高いタイプの切手です。市場価値も高いオリンピック記念切手をもっと高額で買取してもらうコツをご紹介しましょう。
基本的に額面以上の価値がつくオリンピック切手。バラ売りでももちろん買い取ってもらえますが、希少価値がそれほど高くなかったり、シートでない場合には、他の記念切手などと合わせてまとめて売るのがオススメです。
複数枚まとめて売ることで、査定額も高額に提示してもらえることが多いようです。
長野オリンピック記念シートなどは、オリンピック切手の中でも希少価値が高い切手です。こうした切手の場合、シートの状態で保管されているなら1シート600円と、額面以上の根がつくこともしばしば。
同じ枚数・同じ額面・同じ種類の切手なら未使用のシート状のオリンピック記念切手の方が価値は高いのです。
特に、1964年開催の東京オリンピック記念切手は、20120年の東京オリンピック開催を控えて、再び人気が高まっています。シート状の切手があるなら、単体で買取査定してみましょう。
コレクション目的で売買される切手の場合、何よりも保存状態が買取金額に影響をあたえます。
例えば「破れはないか?」「折れはないか?」「日焼けはしていないか?」「裏糊が落ちていないか?」などが査定額を大きく左右するのです。
保管するなら、切手アルバムなどに入れ、なるべく空気が触れないように保管することで綺麗な保存状態が保てます。色落ちもなく、美品のオリンピック記念切手なら、相場より高く買い取ってもらえる可能性もゼロではありません。
オリンピック記念切手に限った話ではありませんが、切手の買取はきちんと価値を鑑定できるプロの鑑定士がいるショップに依頼をしましょう。
素人では知りえない、意外な相場の変動をいち早くキャッチしているプロが見れば、一見価値がなさそうに見える切手でも価値が見出されることも。高額鑑定してもらえることだってあるのです。
切手の買取金額は、業者によってもまちまちです。多くの買取業者が査定は無料で行っていますので、時間があれば複数の切手買取業者に相見積もりをとってみましょう。相見積もりをもとに、買取金額を高くしてもらえるよう交渉することだってできますよ。
交渉の切り札として、また、適正な査定額を知るために、ぜひ相見積もりをとりましょう。
全国で無料査定を行っている福ちゃんは、独自の流通ルートを持つことから、他店よりも高額買取ができると評判です。
また、他店との大きな違いは、取り扱い店舗の少ない「琉球切手」にも対応している点。査定は専任のプロスタッフが行うため、オリンピック記念切手も適正に査定してもらえることでしょう。
切手以外にも、着物や古銭、ブランド品など幅広い買取を行っています。また、査定は無料ですから、まずは相見積もりを取ってみてもいいでしょう。
47都道府県どこでも切手の出張査定をしてくれる倍セルは、切手買取業者の中でも大手です。バイセルのHPには、月間の切手買取実績数はなんと約3,000件。坂上忍さんのコマーシャルで御馴染みの方もいらっしゃるかもしれません。
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また、バイセルでは他店より買取金額が安い場合には「全額返却」を謳っています。この自信からも、切手買取への自信が伺えます。
日本全国に支店を持つウルトラバイヤーも、買取業者の大手に分類される切手買取ショップです。ウルトラバイヤーが強いのは、国内だけでなく海外へのルートがある点。汚れがある切手でも買取をしてもらえることが多いため、折れてしまったオリンピック記念切手でも、査定をしてみる価値はあると言えるでしょう。シート切手だけでなく、バラ切手にも対応。宅配や出張買取など買取方法も多様です。