ここでは日本のプレミア切手の中で特に高額で売買されているトップ10を紹介しています。
プレミア切手とは買取価格が額面以上になる切手のことを言います。プレミアが付かない普通の切手は額面の60%~95%程度での換金が相場ですから額面より1円高くても価値があると言えます。
中には希少価値が非常に高く驚くほど高値で売買されるものもあります。そこで日本で高額プレミア切手と呼ばれるものの中から厳選し価格順に一覧にまとめてみました。
発行日:1872年
平均的な相場:60万円
日本で郵便サービスが始まって2番目に古い普通切手です。額面は全部で4種類あり、発行期間でいくつかの版に分かれています。発行期間が短い一銭の3版は価値が60万円を超えることもあります。
発行日:1908年~1914年
平均的な相場:17~20万円
神功皇后を図案にした切手です。電信・電話料金の納入を目的としていたので当時の額面としてはとても高額です。5円・10円の2種類があり10円の方は20万円前後で取引されます。
発行日:1952年
平均的な相場:10万円~
琉球切手の中で最も価値が高いと言われるのがこの改訂加刷100円切手です。贋作や偽物が多いですが本物の未使用品の現存数は2000枚前後と言われ、希少価値が高いため1枚10万円以上の買取価格が期待できます。
発行日:1934年4月20日
平均的な相場:6~7万円
日本で初めて発行された記念切手の小型シートです。1934年に開催された逓信文化展覧会の限定品として販売され希少性が高くなっています。1枚10万円ほどの価値があり、買取価格は状態により6~7万円程度です。
発行日:1916年11月3日
平均的な相場:6万円前後
裕仁立太子記念切手は昭和天皇の裕仁様が立太子の儀を受けたのを記念して発行されたもので、「儀式のかんむり」という別名を持つ10銭のものは切手コレクターの間でも有名で6万円前後(買取3~4万円)の価値があります。
発行日:1921年4月20日
平均的な相場:5.5万円前後
郵便事業の開始50年を記念して1921年に発行された切手です。1.5銭、3銭、4銭、10銭の4種類がありますが10銭は図柄が逓信省建物で発行枚数が10万枚ほどしかないため希少性が高く、評価額も高くなっています。
発行日:1919年10月3日
平均的な相場:3万円前後
国内初めての飛行便試行を記念して発行された記念切手です。田沢型大正毛紙切手に飛行機の図柄を加刷したもので1.5銭と3銭の2種類があります。東京と大阪の郵便局限定発売だったので希少性が高くなっています。
発行日:1896年8月1日
平均的な相場:1.4万円前後
日清戦争の勝利を讃え日本で2番目に発行された記念切手で2銭と5銭があります。図柄は北白川宮能久親王の他に有栖川宮熾仁親王のパターンもあり、肖像の細かな表現を実現するために初めて彫刻凹版の技術が使われました。
発行日:1936年9月1日
平均的な相場:1万円前後
中国大連市の一部だった関東州が軍政から民政に移管されてから30年を記念して1936年に発行された切手です。関東局管内のみでの限定発売で1.5銭と3銭は3~4,000円程度の価値ですが10銭は万単位になります。
発行日:1905年7月1日
平均的な相場:1万円前後
郵便事業の拡大のため日韓通信業務合同(事実上接収)が成立したことを記念して発行された切手です。日本と韓国で同時販売されましたが、販売枚数146万枚の半分以上が韓国で販売されたため希少性が高くなっています。
発行日:1872〜1873年
平均的な相場:約3,000万円〜(赤紫色・四隅に桜・使用済)
赤紫色のベースに、四隅に桜の文様が入れられた桜切手は、非常に珍しく、1枚3,000万円するとも言われるプレミア中のプレミア切手です。
桜切手の中でも、使用済みの20銭・赤紫色切手は特に価値が高く、現在発見されているものだけでも20枚程度しかないとも言われています。
また、同じ桜切手でも、額面が違うものだと数千円〜10万円以上のものまでいろいろ。切手の四隅に桜の文様が入った切手を見つけたら、お宝かもしれません。
発行日:1875年1月1日
平均的な相場:約30万円〜
こちらもプレミア切手として切手コレクターらから人気なのが鳥切手と呼ばれる額面12銭の切手です。12銭のものだと相場は30万円程度。また、45銭の鳥切手になると数万円以上の価値があります。鳥切手は、12銭・15銭・45銭の3タイプあり、最も高い買取価格がついているのは雁が描かれた12銭の鳥切手です。
鳥切手が人気の理由は幾つかありますが、印刷技術の進化に伴い機械印刷になった時代の変遷の中で、最後の手彫切手であることも大きな要因の一つです。
発行日:1923年
平均的な相場:約7,000円〜
関東大震災は、関東大震災の影響を受けて、災害時の取り急ぎの切手として製造された普通切手です。大正時代の切手という事で歴史があるだけでなく、作られた背景などを鑑みても非常に価値のある切手です。
5厘、1銭5厘、2銭、3銭、と額面のバリエーションが続き、最高額面は20銭のもの。全種揃っている場合には、プレミアム価値もさらに高くなります。もっとも買取相場が高いのは20銭の切手で、買取価格7,000円程度。その他の額面は数千円以下の相場となっています。
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